才能、素質は必要なのか?

2019/04/08

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才能や素質は必要なのでしょうか?よく「自分には才能がない」、「あの人は素質がある」という話は聞きます。反対に「才能なんて関係ない」、「努力次第で上達できる」という考えを持たれている方もいます。 私の考えは、「才能や素質は関係あるが、必須ではない」です。まずアーチェリーに限らず全てのスポーツにおいて、向き不向きはあります。適性とも言えますね。陸上の短距離選手なら速筋の割合が多い方が有利ですし、野球なら肩や手首の強さが物を言います。多くのスポーツで共通して言えるのは、体が大きく筋力が高いほど有利ということです。アーチェリーに関して言うと、体重、矢尺、アゴの形などが挙げられるでしょう。体重は努力次第で増やせるにしても、矢尺やアゴの形は生まれ持ったもので、どうしようもありません。よって、それら生まれ持った素質が上達に影響するのは間違いありません。 ですが、そういう素質が無ければ上達しないのかと言われれば、そうではありません。ここで私が、高校の時に思いついて、信条としている考え方があります。それは「練習量✕練習の質+素質=実力」という考えです。素質だけ足し算になっていますね。確かに素質は実力に影響しますが、あくまで練習の積み重ねに少しプラスする程度の違いなのです。例えば練習量と質が共に50点の人が2人いて、片方は素質が100点ありますが、もう片方は素質0点だとします。すると、素質ありの実力は2600点、才能なしの実力は2500点です。同じ練習をしていては永遠に勝てませんが、量か質を53点に引き上げる事ができれば、実力は2650点になって逆転できます。素質というのはそれくらい、微々たる違いしか生まないという事ですね。 そして、この式は練習の重要性も表しています。全ての数値が50点の2人がいたとして、片方が練習をサボってしまい、練習量が49点に下がるとします。すると2500点対2450点で、50点もの差が付いてしまうのです。 私も決して素質がある訳ではありません。アゴは小さいですし、矢尺も普通、体重は軽く、筋力に至っては女性に負ける事もあるレベルです。それでもある程度の結果を残せているのは、いかに練習量を確保し、質を向上させていくのかを考えて練習しているからだと思います。]]>

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