今回はファーストアクシズの調整方法や、調整する意味を解説していきます。
では調整する意味から解説します。
まず、ファーストアクシズがズレていると、どのような影響があるのでしょうか。
1つ目はスコープが正面を向いていないため、見かけ上、楕円に見えてしまう事です。
2つ目は、ドットが円の中央から離れてしまう事です。
3つ目は、レンズにアクリルの棒を差し込むタイプのスコープを使っている場合、ファーストがズレるとドットが縦長に見えてしまう事です。
1つ目の影響は、皆さん分かると思います。
2つ目ですが、多くの場合ファイバーピンのドットは、ファーストアクシズの軸上にはありません。
こちらは私が使っているスコープですが、ファイバーがスコープのロッドより前の方にありますよね。
よって軸がズレてしまうと、ピンが上下に動いてしまうため、スコープの中心からズレてしまうのです。
レンズにシールを貼っている人も、レンズがスコープのロッドの位置に付いていない限り影響は出ます。
図にしてみました。
トップ画像と同じアングルの図で、黒い点が「ファーストアクシズ=スコープのロッド」で、赤いのはファイバーです。
緑の点線は目線や水平を表しています。
こちらが正しい方向に付いている時です。
こちらが軸が時計回りにズレている時です。
ドットが円の下側にありますね。
3つ目の影響も2つ目と同じ原理ですね。
棒が長いので、少しのズレでも縦長に見えてしまいます。
最後に調整方法です。
私のサイトは赤で書いた線の所でサイトブロックが取り外せるのですが、そこの線を基準に調整しています。
厳密に言えば、そこで合わせてしまうと50メートルを射つ時には、少しズレてしまう事になりますが、そこまで気にする必要は無いと思います。
「長々と説明しておいて気にする必要が無いんかい!」と思うかもしれませんが、人間が知覚できるほどの影響はありません。
大幅にズレていなければOKです笑
0 件のコメント:
コメントを投稿