自分の今使ってる弓のポンドを測ったことはありますか?中級者以上の方なら大体は把握していると思いますが、初心者の方はそこまで気にしていない方も多いでしょう。ポンドを測るにはポンドスケールが必要なので、持っていない人はなかなか測る機会が少ないでしょう。今回はそんな弓のポンドについて、解説していきます!表示ポンドと実質ポンドの違いまずリカーブのリムにはこんな感じで表示ポンドが書かれています。(私が使用しているリムです)25H 68 34 lbsと1行目に書かれていますね。これは「25インチハンドルにこのリムを付けると、68インチの弓になり、34ポンドの強さが出ます」という意味です。2行目は23インチハンドルに付けると66の弓になり、36ポンドになるという表示ですね。同じリムを使用する場合、弓のサイズが小さくなる(短いハンドルにする)ほどポンドは高くなります。弓のサイズについてはまた後日解説するので、今は34ポンドという所に注目しましょう。この34ポンドと言うのは、弓を26インチ引いたときの重さを表しています。要は25インチハンドルに取り付けて68インチの弓にし、26インチの引き尺で使用した場合に34ポンドという事です。つまりそれより引き尺が長い人は34ポンドより重たくなりますし、引き尺が短い人は軽くなります。この実際に自分の引き尺の長さで測った時のポンドを、実質ポンドと言うのです。実質ポンドは単に引き尺によってのみ変わるのではなく、ハンドルとリムの組み合わせやリムボルトの締め具合などで変わります。それにクリッカーを動かしただけでも多少引き尺が変わるので、ポンドも少し変わります。ポンドが変わるということは、矢のスピードが変わるということです。矢のスピードが変わるということは上下のサイトが変わるということです。また、厳密に言えばチューニングなんかも変わります。ですので、自分が何ポンドを使っているのかというのは知っていて損はありません。次回はそんな実質ポンドの測り方を紹介していきます。
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