よくフォロースルーが大切だという話を聞くと思います。私も初心者の時は耳にタコが出来るくらい言われました。今回はなぜそんなに皆が口を揃えてフォロースルーが大切だというのか、解説していきます。 弓道には射法八節という、弓を射つための動作を8つに分解した考えがあります。「足踏み」「胴造り」「弓構え」「打起し」「引き分け」「会」「離れ」「残心」の8つです。最後にあるのが「残心」これがアーチェリーでいうフォロースルーにあたります。「残身」ではなく「残心」です。射ったあとに体ではなく、心を残すということですね。これだけではボヤッとしたイメージしか掴めないので、私はこう解釈しています。「ただ単純に射った後に体だけ残して、心は的に行ってしまうのではなく、射った後もフォームへの意識を続けること」どうしても射った瞬間にどこに当たったのか気になるものです。特に試合だとすぐにスコープを見てどこに当たったのか確認する人が多いでしょう。そうではなく、射った後も気を抜かず、ずっと的を狙っているつもりでいる必要があるのです。そうすることでフォロースルーが一定になり、それがフォーム全体の完成度を高めることにつながります。 私が高校生の時は、弓が3回ブラブラするまでフォロースルーを取っていました。さすがにそこまでする必要は無いと思いますが、最低1回ブラブラするまでは残すようにしましょう。
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