道具をどこまで自作するか

2019/07/20

リカーブ

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アーチェリーの道具には自作できるものがあります。
ストリング(弦)や、矢などですね。
アームガードやクィーバー、ケース類なんかも自作できるものですが、今回の話とは趣旨が違うので省きます。

 

今回話したいのは、ストリングや矢を自分で作るのか、ショップに頼むのかという事です。
範囲を広げれば、チューニングやセッティングも含まれます。

では自分で作るのか、ショップで作るのか、どちらが良いのでしょうか。
私の選手としての考えからすると、全部自分で作る方が良いです。
ショップを経営している身としては、「ショップに頼んだ方が良いですよ」と言いたいところですが笑

ただ、あくまで自分で作った方がいいのは、全国トップレベルの選手に対してです。
それ以下の選手や、趣味で楽しんでいる人は、ショップに頼んだ方が良いと思います。

 

理由は、ショップに頼むと1回ごとの精度は高いが、複数回頼んだ時のバラツキがあるからです。
ショップ店員はプロですので、それぞれの仕事を正確にこなして、精度の高い物を作ってくれます。
ただ、従業員が複数いるショップだと、頼んだ時によって違う従業員が作業をすることがあります。
すると店員ごとに細かなクセやバラツキが出てしまう可能性があるのです。
このあたりは人の手作業で行う仕事なので、仕方がありません。

 

ですので、1点、1ミリを争うトップレベルの選手は、自分で道具を一通り作れるようにして、毎回同じ精度の道具を使えるようにした方が良いと、私は考えています。
ショップでは対応してくれない、細かいこだわりもできますしね。

 

逆に、趣味で楽しんでいる方はショップに頼んだ方が良いです。
まずストリングや矢を自作しょうと思うと、それなりの備品が必要になります。
ストリングなら、ジグとサーバー、材料となる原糸とサービングが必要で、総額5万円くらいはするでしょう。
矢を作る場合は、アローカッター、フレッチャーなどが必要です。

それらを買うよりは、ショップに頼んだ方が安くつきます。
ストリング作成に必要な5万円で、アシストアーチェリーオリジナルストリングが40本も買えますので笑

 

それに、慣れない自作をするより、ショップに頼んだ方が安心できます
人によるバラツキがあるとは言っても、的中で実感できるレベルでは無いので安心してくださいね。

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