フィールドのサイトカットとは?

2019/05/06

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このブログの読者の方から、フィールドのサイトカットや距離読みについて記事を書いて欲しいという依頼がありました
こういうリクエストがあると嬉しいですね。

という事で今日は、サイトのカットはどうやるのか、解説していきたいと思います。
ちなみに私はフィールドを始めてちょうど1年しか経っていないので、理論や物理の面で、もしかした認識が違うかもしれません。(間違っていたら指摘してください笑)
ですが、こういう場合はサイトをどう動かせば良いのかという、実践で使う所は合っています

 

まず、カットとは何かという事から解説します。
フィールドでは、的が上下に角度がついた状態で設置されているため、射ち上げ、射ち下ろしが発生します。

そういう時に、サイトを平坦な所で射つ位置から変えて射つ事をカットと言います
例えば、50メートルの射ち下ろしを射つ時に、47メートルのサイトで射ったりすることですね。

 

ではどのようにサイトを変えれば良いのでしょうか。
例外はありますが、基本的に射ち上げでも、射ち下ろしでも、サイトを上げます
フィールドらしい言い方にすると、短い距離のサイトにします。

フィールド初心者の方は、射ち上げの時にサイトを下げると勘違いされることが多いです。
高いところに物を飛ばそうとする時、通常より高く飛ばしたくなるからですね。
ゴルフでは射ち上げの時に、長い距離を打てる番手を持ちますしね。(アーチェリーに例えると50m→55mのサイトにする)

 

そこで、分かりやすく図にしてみました。
赤い点線が的と弓とを結んだ直線で、緑の線が矢の弾道です。
絵心が無さ過ぎたので、目線と矢との角度の違いなどは省略しますし、物理的にありえない図になっていますがイメージで補完してください

まず、射ち下ろしの時はこんな感じで、直感的にイメージできますよね。

 

そして射ち上げはこんな感じです。

アーチェリーはゴルフとは違い、矢がほぼ水平に近い弾道で飛んでいきます。
そのため射ち上げの時、的との直線(目線)との角度を同じで発射した時に、より遠くへ飛んで行くのです。

 

 

最後に、例外について紹介します。
私は経験が無いのですが、ポンドの低いリカーブやベアボウの選手の中には、長い距離の射ち上げの時にサイトを下げる事があるそうです
その時のイメージは、この図のようになっているのだと思います。

元々の弾道が高いため、矢が下降してから的に到達しています。
そのため、ゴルフと同じで、遠くに飛ばす(サイトを下げる)ようにしないといけないのです。

 

今日はカットの仕組みについて書きました。
次回は、実践で使えるポイントなどを紹介したいと思います。

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