こんにちは。
アーチェリーの弓は、矢をセットしない状態で射ってはいけません。
その行為を、空射ち(からうち)と言います。
リカーブでもコンパウンドでも同じです。
なぜかと言うと、本来なら矢に伝わるはずのエネルギーの行き場が無くなり、弓にダメージを与えてしまうからです。
矢はたった20グラム前後の重さしかありませんが、有るのと無いのでは全然違います。
特にコンパウンドでは、1回空射ちしただけで弓が壊れる事もあります。
今年に入ってから甲西アーチェリー場で2人、空射ちをした人がいます。
ひとりは弦が千切れました。
ちょうどピープの位置ですね。
そしてもうひとりは、カムが変形してしまいました。
写真ではわかりにくいですが、ストリングがカムに付いている場所の近くが曲がっています。
実際に弓が壊れたのを見たのは初めてでしたが、他にはハンドルが折れたという事例もあるそうです。
私が学生の時、他の大学の人が買って2〜3日の弓を空射ちで壊したという話も聞きましたね…笑
どれも矢の付け忘れによるものです。
練習頻度が少ない初心者は、たまにやりがちなので気をつけないといけませんね。
後は素引きの時に、意図せず発射してしまう事を想定して、矢をセットした状態で畳に向かってドローイングするというのも大切です。
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