こんにちは!神です。
昨年まで小中学生の全国大会は、全日本小学生中学生アーチェリー大会と全日本GAカップが行われてきました。
それが来年度から合わさって、一つの大会になるようです。
それにあたり、ルールが大幅に変更されましたね。
試合の流れは今までの全日小中と同じように、土曜日に予選、日曜にトーナメントとなっています。
変わったのは、年齢の区分けと射つ距離ですね。
まず、中3は今までと変わらず60mです。
中1〜中2は、予選で30m18mを射ち、2日目は30mでトーナメントを行います。
そして小学生は全員、予選が18m12mで、トーナメントが18mです。
この変更を受けて、小中学生の指導者や保護者からは様々な意見が飛び交っているみたいです。
私自身は、中1〜中2が30mまでになったのは、将来的な上達を考えると良いことだと思います。
小学生でトップクラスだった子は、当然中学1年の時から全国に出ようとします。
すると申請点を取るために6年生の内に60mの練習をする必要がある訳ですが、体が出来上がっていない状態で無理に長距離を射つとフォームがおかしくなったりします。
中には無理にポンドアップするような子もいたでしょう。
それならちゃんと中学生になって、60mを射つ体を作ってから練習する方が、将来的な上達に繋がると思います。
選手本人たちは、面白くないと思うでしょうが…笑
そして小学生が18m12mに統一されるのは、仕方がない事でしょう。
昨年までは30mの部が8人、18mの部が8人と定員が決まっていましたが、30mの部は毎年定員割れでしたからね。
GA育成選手を選ぶためにも、全員同一距離でやる必要もあります。
ただ、申請基準点が男子670点、女子665点と高水準になっているため、これから先数年は定員割れが続くのではないでしょうか。
中学生60mは360点から申請可能で、小学生男子は670点とは変ですね。
60mで360点ギリギリの選手は、18m12mで670点出ないんじゃないでしょうか笑
ここまでは、子どもたちが高校生・大学生になった時のレベルアップという観点ではいい面もありながら、選手たちにとってはあまり面白みのない大会になったかな?という感じです。
ただ、開催日程だけはおかしいと思います。
8月18日〜20日に開催される訳ですが、その日はちょうど国体のブロック予選と被っている地域が多いです。
国体には中学3年生から出られますからね。
そうなると中3で国体選手に選ばれた子は、どっちに出るか選ばなければなりません。
県の協会や同じく国体メンバーに選ばれた高校生は、ブロック予選に出てほしいと思うでしょう。
でも全日小中学生大会といえば中学生最大の大会で、高校生でいう所のインターハイに相当します。
自分だけでなく県のメンバーの事も考えながら、それを選べというのは酷な話ですよね。
そういう事態は予測できたと思うのですが、なぜその日程にしたのか全ア連には説明してほしいものです。
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